薄毛に気付いたらすぐ対策を
女性の薄毛の原因は、女性ホルモンの影響が大です、薄毛になるまでのメカニズムが、 男性とは違うので完全に抜け落ちてハゲアタマになることはありません。 女性の脱毛症にはいろんな種類があって、このなかには女性特有の脱毛症もあります。 その原因も症状も違います。
女性の脱毛症の種類
私たちの体毛には、抜けて生える「毛周期」といわれる一定のサイクルで繰り返している 周期があります。 この周期は身体の部位によって異なり毛髪の場合は、5~7年といわれています。 びまん性脱毛症薄毛、抜け毛で悩んでいる女性に、最も多い脱毛症状がびまん性脱毛症です。 男性によくみられる男性型脱毛症を(AGA)といいます。このびまん性脱毛症は 女性特有の脱毛症で(FAGA)と呼ばれることがあります。 びまん性とは(全体に広がる)という意味 頭髪が全体に薄くなり頭頂部の薄いのが目立つようになります。
原因としては男性ホルモンの原因で発症などホルモンバランスの乱れや 血行不良が主な原因です。 対処法は、頭皮の乾燥を抑える事。ストレス、ダイエットや食生活を 見直してください。 円形脱毛症 円形脱毛症は、頭髪がコインの形をした円形または楕円形の脱毛が 突然発症する脱毛症です。これは男女関係なく発症します。
原因としては自己免疫疾患が原因と考えられてます。 自己免疫疾患とは、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、 自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えて しまう症状。 対処法は小さい時は自然に治る場合が多く、大きくて改善しない 場合は専門医に相談してください。 ストレスを溜めこまない。頭皮マッサージや運動で血行を促進したり 毛根を刺激するのもいい方法です。 牽引性脱毛症牽引性脱毛症は、髪の長い人に多い脱毛症。ポニーテールやアップヘアなど、 髪を引っ張ることが原因で起こる脱毛症です。 対処法はヘアスタイルを変える。分け目を変えるなどで対処できます。 分娩後脱毛症 出産後、一時的に髪が抜ける場合がありますが、この多くが分娩後脱毛症です。 普通、産後半年~1年程度で回復します。 原因は妊娠中から出産後にかけてのホルモンバランスの乱れで発症します。
粃糠(ひこう)性脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症は頭皮の環境が悪く、フケが多量に出てこのフケが
毛穴を塞いで頭皮に炎症を起こします。これが髪の成長を妨げてなる脱毛症です。
フケが異常に多い場合は脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の可能性も考えられるので
注意してください。
原因はフケ、頭皮に合わないシャンプー剤の使用による皮膚トラブル。
偏った食習慣によるビタミンやミネラル不足で角質異常がフケが多くでる原因です。
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)
脂漏性皮膚炎の症状、特に顔や頭にあらわれます。赤くかさかさとした湿疹が
みられ、軽いかゆみを伴います。頭皮の場合は皮膚が剥がれてくるのでフケと
間違えることがあります。
原因は、皮脂中に含まれるトリグリセリドが、真菌(カビ)(主に癜風菌(でんぷうきん)と いうマラセチア属真菌)によって分解されて遊離脂肪酸が生じるが、それが皮膚を 刺激して接触性皮膚炎を生じるのが一番の原因と考えられている。
対処法は脂漏性皮膚炎の原因菌は、カビの一種であるマラセチアです。この真菌を 抗真菌剤と呼ばれる外用薬で治療します。
脂漏(しろう)性脱毛症脂漏性(しろうせい)脱毛症は、皮脂の過剰分泌で毛穴を塞いで頭皮が炎症を 起こすことによる脱毛症。脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)を引き起こす場合も 考えられるため、早めの対処が重要です。 原因は頭皮の脂汚れ、頭皮をシャンプーやケアしないで放っておくと毛穴に 脂が付き、フケとなってこのフケが毛穴を塞ぎます。 対処法はシャンプーをして常に頭皮や毛髪を清潔に保つことです。 ストレスや生活習慣の見直し、睡眠を十分とってください。